2016年11月19日

16時間連続稼働でからだのエンジンをつくる・六甲全山縦走56キロ【2017静岡マラソン 練習記−4】

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もう一週間たちゃったけど先週、六甲全山縦走してきました。
去年、はじめて六甲あるいてきつかったのにすっごく楽しくって、もういちどあの景色を
みたくて歩きたかった。山にはたくさんいってるけど一日最大にあるいても35キロくらい。
50キロを超えるのってなかなかないし、マーシャルいないとおっかないし。。。

六甲のよさ、キツさ、達成感を誰かとわかちあいたい。

高低差3000m。 56キロの縦走。

でも、この遠征は誰でも ってわけにいかない。こういうヘンな企画にのるコでおもしろがる
子ではないと。 ってことでD子を誘った。
(競争じゃないし、おやつポイントもあるし、リタイヤするとこもあるし、
 景色もいいから今年は歩いてみない?✨✨✨) って半ば騙すように誘った。

ほら、きついことはきついけどはじめっからそればっか強調しちゃうとのってこないからね。

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ヤル気のなさで有名なD子も六甲を夢見てわたしと2回も高尾から陣馬の縦走も練習した。
その前の週は筑波山でにも行ったそうな。


が、

ヤル気のないコがたまーにヤル気をおこすととんでもないことになる。


彼女は2度も捻挫をしたのだ。💦💥💥
心配と無念と腹立たしさでイッパイ! だってすっごくわたしD子といくの楽しみにしていたのに。
FBのタイムラインには整骨院で治療をして包帯とテービングでぐるぐる巻にされている
足がうつっている。それみてまたわたし、舌うち。

(無理じゃん。これ! なんのために練習してきたんだか!)


D子のDNSと途中リタイヤを視野にいれ神戸にむかう前日の土曜日。
異人館を散歩したりコーヒーすすったり中華街でごはんたべたりして神戸の山のよさを
トクトクと語るわたし。けどね。山なんかあるかなきゃわかんないんだから。
写真でだって100分の一もつたわらない。美しさや気温、体験しないとわかんないよ。

D子がもし、あの縦走のよさを知っていたなら絶対に気をつけてケガなんかしないように
練習していただろうに。怪我なんかできないだろうに。😖

まぁ、いちばん痛い思いして残念なのはD子なんだろうけど、一緒に歩く事をたのしみに
していた私は悲しい気持ちでいっぱい。

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 ↑ 前日に中華街でカオハメをぬかすD子。
  まったくへこたれていない。 根から明るいのか、バカなのか。。。



『あんたは明日死んだもんだとおもってミキティと歩くワ。痛くなる前に
 リタイヤするかスタートすんのやめなさい』


『ウフフ。 とりこさぁーん。 途中まではいけるとおもいますヨ』


宿のロビーで翌朝4:35出発の約束をして眠りにつく。
あぁ。 三人でゴールは無理だ。
ミキティにD子を、D子にミキティを紹介したかった。


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始発の電車にのってスタートの須磨浦公園駅までむかう。
便所前待ち合わせ予定がミキティがみつけてくれた。
人見知りしないD子はミキティに挨拶し、ミキティももなれているのでなじんでくれてる。

ミキティはもうこの縦走を何度も経験していて全部完歩している。
そして地元のコですからこの山にも町にも詳しい。

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 ↑ 摩耶山Tシャツのミキティ。ガイド顔負けの詳しさをペーサー。
  今年もお世話になります。



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夜明けの登り始め、いきなりD子がペースあげるだよね!

あんた! 早いってば!!!!!!


死ね死ねビームを20発くらい背中に視線で撃ったけどびくともせず。
 っーか、ニコニコしながら 『夜があけてきましたね! こんな経験ないデスね。
楽しいですね。とりこさん』 


。。。。。。


あたしは苦しいっつーの!
それよりおまえの捻挫は大丈夫なのか?!


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去年はある程度んとこまで行って渋滞だったんだけど今年は、即渋滞。
菊水山のチェックポイントで足切りされる可能性もでてきた。


ま、それでもいいか。

がんばらないで切られるのじゃなくって不可抵抗だしな。




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この六甲縦走がいいのはコースだけでなく参加者のマナーがいい!
断然、七峰縦走のダ埼玉の参加者と違う。七峰縦走ダメ!!

みんな列をまもっているし横からすりぬけるひともいない。


ますます今回それを思った。 六甲全山縦走は参加者のモラルとレベル高い。

ダ埼玉の七峰縦走の初老のおやぢたちは渋滞の山のなかで立ちションするわおしぬけて
前に進もうとするわで最悪! さすがここはおハイソな神戸だわ。参加者の60以上の高齢者が
いなくてきぶんいい。マナー悪いのは60歳以上のハイカーだもの。どこでも。


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須磨アルプスはテンションあがる!  なんて美しいとこ。
港と町と淡路島と海がみえてわくわくする。


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まったく痛みをうったえないD子。
それどころかスキップしそうな勢い!


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あの山はなに? あそこで遠くにみえるあのたてものは何? ってきくとミキティがおしえて
くれる。 コース脇では私設エイドや原価のままおやつを販売してくれる個人商店もある。


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みかんやゆで玉子、バナナを補給して おいしいねってたべる。
ゆで卵にかけた塩分がしみるー。 おいしー。
ケミカルなゼリーよりだんぜんおいしい。


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コースは山や峠をこえたりするだけでなく、吊り橋をわたったり団地のなかをすりぬけたり、
無人駅の線路脇や笹やぶのトンネルをぬけたり(←ちょっとチェンライちっく!)する。

目をはなすとペースをあげて先頭にいくD子を抑え、ミキティかわたしが先頭をかわる。
(D子は五体満足でかえるがまず目標)
昇りはミキティにまかせ、下りはわたしがひく。そっちのほうが得意だから。
ところが昇りでD子がメタメタと力をつけ捻挫はどこへやら。

先に登りきってヨタヨタとのぼってくるあたしを哀れみの目で見て、労ってくれる。
なんじゃ?! こりゃ   立場逆じゃん!


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うっへーーーぇ


楽しいけどきつい。D子が次のポイントでリタイヤしてくれれば楽なのに!!
って勝手なことを考えだす。

最初は違った。



D子の捻挫の具合がわるくなったら、まだ元気なわたしもリタイヤしてついていくだろう。
D子に。
普通の遠足じゃない。
山だから。
いくらバスが通っています、おかねがあればタクシー呼べますっていっても
初めての知らない土地で初めての交通機関で具合悪い友達をひとりぼっちに
するのはあまりにも酷。 いくら意地の悪いあたしでもそれはやっちゃいけない。

だけどずっと縦走楽しみにしてきて練習してきて一年に一回の神戸。
有給とっておかねかけてここまできた。
だから腹たつ!




そんなふうにおもっていたのに今くたばっているのは、このあたしのほうだ。
なんてザマ。




悲しいやら情けないやら。


ごめんなさい。



D子とミキティの優しさに目頭がちょっと熱くなる。


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D子のためにももってきたエアサロンパスを自分の腰や背中にもかけてもらいBBAは
歩くのであります。

この縦走は、つかれてくるとすごい見所のある風景がひろがる。

やりがいがあるの。



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最終チェックポイントを通過するともうヘッドランプをつけないと足下が暗い。
ひともまばらになってきて前後にはだれもいない。


三人の頭上には満月。

そして六甲の夜景。

気温が下がってきて口から白い息。
月のあかりがわたしたち三人を照らす。


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エアサロンパスとおとこよけスプレーで、男どころか虫や人、幸せも不幸も怪我もよってこない
六甲全山縦走。 妙齢な女たちは黙々とゴールめざし歩く。
疲れてはいるが気分が高揚。

やっぱりこのメンバーで歩けるなんて幸せ。



そしてゴール!!




ボランティアの方たちが熱くておいしい豚汁をだしてくれる。

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がっつりつかれたけど ミキティとD子のおかげであるけた。
励まし合って、罵りあって(?!) おやつたべながら笑いながら歩いた。



六甲全山縦走ってひとに自慢とかじゃなく、じぶんでじぶんを肯定できる自信がつく。
それは歩いたものしか分からない自信。 いちねんに一回のキツい体力測定。

去年もキツたのしかったけど今年もそうだった。


わたしひとりじゃ絶対無理。



ありがとう。ありがとう。




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そして、今回一緒にあるけなかった仲間ともまた行きたい。
わたし癌で死んでなけりゃ。まだ歩けりゃ。  



おっぱいふたつなくしたくらいなにさ! って思う。

幸せよ。

歩けて。
友達と歩けて。


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posted by toriko at 18:29| Comment(0) | 酉岳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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